大きな映画賞の投票の仕組み
誰が、何に投票し、なぜ作品賞はいつも本命が取るとは限らないのか。

アカデミー賞を決めるのは、映画芸術科学アカデミーの会員です。演技、監督、脚本、編集などの部門に分かれた、業界のプロフェッショナルたちです。
2つの段階
ノミネート
ほとんどの部門で、各職能部門が自分の分野の候補を選びます。俳優は演技を、監督は監督賞を。作品賞は全員がノミネートします。
受賞者
最終投票では、すべての会員がほぼすべての部門に投票できます。
優先順位付き投票
作品賞では、アカデミーは優先順位付き投票を使います。各会員は候補作を好きな順に並べます。1位票の過半数を得た作品がなければ、最下位の作品が外され、その票は各投票用紙の次の順位の作品に移ります。これを、ある作品が過半数に届くまで繰り返します。
この方式は、1位に選ぶ人は少なくても、多くの人が上位に置く作品に有利に働きます。だから評価が割れる本命が、みんなに好かれる作品に負けることがあるのです。

